あなたがいればここは天国

あなたがいない天国は地獄。三度の飯よりJ事務所と役者とうどんが大好き!

自担がKing & Princeとしてデビューする話

今年1月、

いつものように仕事をしていて、休憩時間になったのでいつものようにツイッターを開く。推し語りをする呟き、動物の動画をRTした呟き、漫画のことを語る呟きなどの中、なんだかジャニオタの様子がおかしかった。とんでもなくおかしかった。

 

その理由はすぐにわかった。「King & Princeデビュー!」の記事が飛び込んできたからだ。その文字を見た瞬間に、どんな感情よりも先にまず涙が溢れでた。この瞬間にどう思っていたか思い出せないくらいには気が動転した。この溢れ出る涙がどんな感情を含んでいたかもわからない。けれども多分「おめでとう!」って思った感じがする。

 

ずっとずっと次にデビューするのはMr.KingとPrinceがいいとおもっていた。グループ内に自担がいるっていうのが大前提ではあるのだけれども、何より「勝つんだWIN」という楽曲が大好きで大好きでしかたなかったのも大きな理由のひとつ。Mr.KingとPrince同時デビューとかかな…じいさんそういう話題性作るの好きそうだしな…レーベルは…とか色々考えていたけれども、でもそれだとこの先一生もう勝つんだWINを聞けなくなってしまうなと気づいて、やっぱり6人がいいなと6人でデビューできたら最高だなと思うようになっていた。夢のまた夢のはなし。

 

 

 

少し、過去のことを話す。

これはただの自分の思い出日記。

(気づいたら4000字を超えていました。)

 

自担と出会ったのは帝国劇場。何年も続いていた作品に新しいキャストとして出演していた。当時主演にしか興味のなかったわたしは随分と若い子を連れてきたな程度にしか思っていなかった。実際に劇場でその子を見ていて、なるほど主演が好きそうな踊りをする子だなぁと思いつつ思わず目で追ってしまっていた。この時はそれだけ。踊りがうまいなぁ顔が(若くて)かわいいなぁと思う程度だった。彼の名前を覚えて帰った。後に彼はKing&Princeの紫の王子様になる。

 

翌年、帝国劇場の同作品上演キャストが発表になった。また彼の名前があった。今年は彼を中心にみてみよう。そうしたら毎年見ていた同じシーンが全くの別物になった。この子はなんて感情が真っ直ぐなんだろう。あるシーンでみんな怯えたような驚いたような表情をしていたまま固まっていたのに対し、彼はとても慌てている。こんな表現をする人をいままで見たことがなかった。初めてこの人がどういう人なのか調べ始めた。調べ始めて先輩キャストにとても可愛がられていることがわかった。それは彼がひたむきに真剣にこの作品に向き合ってきた結果なんだと知ることができた。ここで後に応援し始めるSexy Zoneのバックで踊っているらしいということも知る。気になって映像をみてみたがセンターの子とどんかぶりしていてほとんど彼の顔は見えなかった。何度画面を覗き込んだことだろう。その行動に意味はなかったけれども。この夏、Sexy Zoneにハマりたての友人に誘われ軽率にたまアリに行った。Sexy Zoneもよくわからず顔と名前くらいしか知らなかったわたしはひたすら彼の姿を追っていた。普段2人しかいない現場に行っていたので鬼のようにJr.がステージに立っている中で彼の姿を探すのに苦労した。やっと彼の姿を見つけたかと思えば客席に雑な投げキスをしていて笑ってしまった。きっと彼的には一生懸命にファンサしていたんだとおもう。その姿がとんでもなく愛おしかった。Jr.といえば彼の名前くらいしか知らず、友人と「カイトにファンサされたけどどのカイトだかわからないね」なんて言い合った思い出がある。なお、どのカイトだったか後に無事解決する。

 

そのまた翌年、帝国劇場の同作品上演キャストにまた彼の名前があった。ポスターに掲載されていた写真がものすごく盛れていたのを覚えている。あまりの盛れ具合に主演おた界隈でもとてもザワついていた。この年は2015年。帝国劇場で事故のあった年で、さらに事故の翌日のチケットが手元にあった。事故当時は仕事中だったため、休憩に入って携帯をつけたら知り合いから「大丈夫?いまどこ?」の通知がしぬほど入っていて何を言ってるんだろうとツイッターを起動してことの重大さを知ることになったのを覚えている。出演者の安否だけが気になった。翌日観劇予定だったけれども無理だろうなと思っていたので、どうか全員無事であってくれと祈ることしかできなかった。こんなとき、実際には何も力になれないのに無事を祈ることしかできなくて不甲斐なさを実感した。彼には事故の翌日、朝のワイドショーで当時の深夜ドラマに出演していた主題歌を生披露という仕事があった。当事者でもなんでもないわたしがとてもそんな状態ではいられなくよく寝れなくて朝を迎えたというのに、なんて残酷なんだろうとも思った。味のしない朝ごはんを食べていると、一通のメールが届いた。「本日観劇のお客様へ」内容は今日劇場の幕を上げるという知らせだった。結果的に怪我人は出たものの全員命に別状はなく、好きなダンサーさんも出演できなくなってしまったけれども、それでもこのメール一通で幕を上げる準備をしてくれたスタッフさんやキャストの気持ちが真っ直ぐ前を向いていたことに感動した。その中に彼もいる。こんなに幸せなことはなかった。

数時間後、テレビ画面越しに彼の姿を確認する。いつも通りのパフォーマンス。かっこいい。彼の元気な姿をみて心の底から安心した。いままでずっと暗かった気持ちが彼の姿をみたことによって劇場へ向かう足取りも上向きになっていたのを感じた。数日前に彼宛のファンレターを書いて封をしていたので、封筒に幕を上げてくれてありがとうと一言付け足し、帝国劇場へ向かった。このことをキッカケに彼のことをプロの一人なんだと意識するようになった。

 

翌年から帝国劇場の作品に彼の名前が消えていた。でもわたしは彼の初演から卒業まで見届けることができた。彼を知ることができた。出演しないと第一報を聞いた時はとても悲しかったけれども、でも彼が抜けて新しく入った子にもわたしと同じような出会いをして新しく入った子を知るキッカケになればいいなと思った。

 

その年の夏にMr.King vs Mr.Princeというグループが結成されてテレビ局の夏のイベントのサポーターをするという発表があった。

この頃からわたしは初めてジャニーズJr.の応援をすることになる。のだが気づいたらSexy Zoneのファンにもなっていて、Sexy Zone以外にも抱えているグループがあり、またジャニーズ以外にも応援している人がいて手が回らなかったこともあって画面越しや紙面越しで眺めるだけになった。ここからの記憶はあまりない。Mr.KingとPrinceに分裂して、それぞれに持ち曲ができて、それぞれに雑誌に載って、先輩のバックにいたり、ジャニーズJr.なのに地上波レギュラー番組まで持って、そんな姿をみてきた。

 

最後にステージに立つ姿をみたのは、たまアリのJr.祭り。冒頭で近くの花道に来たSix TONESの松村北斗さんの顔の美しさに圧倒されて頭がぼんやりしていたけれども、Mr.KingとPrinceが6人でたまアリに立つ姿をみて、パフォーマンスをする姿をみて、やっぱりこの6人が一緒がいいなぁと思うようになった。ギラギラと輝く6人をずっとみていたかった。

 

……書くのが遅い(書き始めるまでも遅いというクズofクズ)のでそろそろデビュー日を迎えてしまう……。(現在時刻23:45)

 

話を戻す。

デビューが決まってから、デビューかぁ…そうか…デビューかぁ。と全然実感が沸かなかった。彼らのCDが手に入るんだなぁと漠然とした実感をただ持っただけだった。

よく考えてみると、自担の新曲がCDで手元に残る。自担が作詞するかもしれない。自担が作曲するかもしれない。自担が作詞作曲して一曲作るかもしれない。自担の全国区での主演映画に出るかもしれない。自担が地上波のゴールデン枠でドラマに出るかもしれない。デビュー組の先輩の番組にゲストとして出るかもしれない。自担が主演の舞台だってあるかもしれない。自担がジャニーズが関係ない雑誌で連載を持つかもしれない。自担のコンサートが毎回単独公演。自担が電車の広告に載るかもしれない。ちょっと考えるだけでこれだけ妄想が広がった。既に同じグループのメンバーが叶えている項目もあるかもしれないが、そこは目を瞑ってほしい。

 

デビューしたいと願う所属タレントに対して、デビュー組と同じ仕事してるじゃない。と社長に言われたという話を耳にしたことがある。わたしもそれを聞いた時、確かになと納得してしまっていたのだが、いざ自担がデビューするとなると全くそれは違うということに気付かされた。20年余りジャニオタをやっているが、全てデビューしてから応援し始めているので、応援していたジャニーズJr.がリアルタイムでデビューしていくのは初めての体験。デビューってこんなにお金がかかることなんだといま自分の預金口座が火の車になって改めて勢いに圧倒されている。

 

わたしは彼の真っ直ぐなところが大好きだ。ちょっとした嘘でもつくようならすぐ顔に出るし、顔がくしゃくしゃになるくらい笑う姿も大好き。透き通るような歌声も大好き。街なかで2度程遭遇したことがあるが彼のトレードマークであった赤チェックシャツを着ている姿をみたときはとても感動した。ほんとに着てるんだ!同じグループの子に髪が茶髪だから眉マスカラをオススメされてまつ毛用のマスカラを買っちゃうようなところさえも愛らしい。わたしは彼を旦那にしたかったし彼氏にもしたかったし息子にもしたかったし幼馴染にもなりたかったし初恋を捧げたかったし近所に住んでるやんちゃな子で会う度に毎回お菓子をせがんでほしかった。それくらい誰にでも愛されるような存在だと思ってる。これからはジャニーズファンだけじゃなくて全世界の人に彼のことを知ってもらえる。彼のことをどんな風に想ってもらえるんだろう。なんてまだ見ぬ未来に思いを馳せている。いままで応援してきてこんなに嬉しいことはない。

 

いつになっても、いつになっても

となりでその笑顔魅せて

 

 

岸優太くん、

一緒にジャニーズJr.を切磋琢磨して生きてきたKing&Princeの皆さん、

デビューおめでとうございます!!!