あなたがいればここは天国

あなたがいない天国は地獄。三度の飯よりJ事務所と役者とうどんが大好き!

ミュージカル黒執事 -Tango on the Campania-

 

\カンパーニアッ!/

 

というわけで、だいぶ日が経ってしまいましたが、っていうかもう公演も終わりに近づいておりますが!!

今期も生執事観てきました!東京公演!笑

正月商戦の中、カンパニア号に乗船したり他の舞台とも被ってたりで、

やっと一息つけた~と思ってダラダラしていたらこの時期になってしまった…。

 

ということで、

今更ながら観劇レポを。

 

 

豪華客船編が生執事の題材となると発表があったとき正直、できるの?!って思いました。

だって船沈没するぞ?!って。笑

あと演出家の方が何やら不穏な感じがしたのと、音楽担当の方が前作のサーカス編と一緒ということ(前作の感想記事参照)(好きじゃない)

 

んー…時期も悪いし2回にしとくか…みたいな…。

そんな感じでMy初日を迎えたのですが…

1幕が終わって思いましたね。

これ6回観るべきやつだった!!!!!!

でも観る前にブルーレイ予約したわたし天才!!!!

 

 

 

まず冒頭。

毎回シエルとセバスチャンの契約シーンから始まるのがお決まりでしたが、今回はセバスチャンの口上から始まります。

まぁ演出家がアレだしなぁ…なんて思っていたので、伝統がなくなってしまったなぁとちょっと悲しくなり。

 

アバハンがカンパニア号の乗船チケットを持ってやんややんややっているんですが、絶妙な時間!前回のサーカス編は冒頭コントちょっと長くて途中飽きてしまったんですが(ごめんなさい)今回それがない!わーい!って、2回目にしてようやく気付いたんですけど、リアンストーカーおるwwwwめちゃ慎重に荷物運ばせとるwwww

 

そういえば冒頭のカンパーニアの歌の振りって手話混じってる??

手話しらんからわからんけど、なんか手の動きがSexyZoneっぽいなって思ったので!(SexyZoneはよく手話ベースにして振りつけしてるので)

 

 

で、話を戻して…この時は前列に座ってたのですが、まさか客席から登場と思わず何か視界の端に物陰g……ぼっっっっっっっっちゃん!!!!!!!!!!てなってびっくりしました…

反対側からはミッドフォード公爵家が。

フランシス叔母様がフランシス叔母様すぎてやばい!!!!!つよい!!!!!(?)

 

 

暁学会に潜入するときの\不死鳥!/ポーズ、

あのポーズでキープする時間が意外と長くてシエル坊ちゃんがグラグラしちゃって、前のめりになってやばい!!こけちゃう!!!て思ったけど自力で体勢立て直したときに観客から「おぉ~!」って拍手起こったの面白すぎた(笑)わたしもやっちゃったけど!ww そのポーズ終わったらセバスチャンが坊ちゃんの肩ポンポンしてたよwwセバスチャンもなかなかグラグラしてたけどね?!

そして別の回ではシエルがグラグラしちゃったらセバスチャンに左手首を掴まれて何とかクリアwwレポで手首を掴んで貰った回を結構みた気がするので定番っぽくなってたのかな?

 

それと子爵と出会ったときにシエルが「お父さんが…」って目を治すフリをしてここに来たと伝えていたときにセバスチャンが「お父さん?!?!」って口パクで坊ちゃんに言ってるんだけど、そのあと3、4回「お父さん?!」「お父さん?!」ってしつこく言ってるシーンが妙にツボだった~!

帰って漫画を読み直してみたんだけど、ここセバスチャンのことをお父さんって言ってたの?!って気づいた!ずっと架空の父を作って言っているのだとばかり思ってた!長年ずっと!!まさかセバスチャンのことをお父さんと呼んでいたとはww

 

 

ゲネのときから原作者とかがいっぱい呟いてた「嗚呼~嗚呼嗚呼~」の歌、ゾンビを掃討するときに歌っていた気がするので悪魔の本性というか、そういう力を発揮するときや窮地に立たされたときに歌われる歌なのかなと思いながら聴いてた。歌詞は覚えてない…

 

 

今回ほんとにアンサンブルの方がとても良い仕事をしていて、ゾンビ役も乗船したお客さん役もいっぱいやってた!正直ゾンビとお客さん別々かと思いながら見ていてカーテンコールのときに、あれ?みんな衣装揃えてる…ってことは一人で何回も着替えてるのか!すご!え!すご!!!!ってなりました。

特に凄かったのは死者蘇生のシーンの人!ほんとに電気を身体に送り込んでいるかのような動き!関節とかなさそうなところが動いていて、え??そこ動かせるところなの?!ロボットじゃないよね??でもロボットあんな滑らかな動きできないよね?てことは人間??え????って目が点になりながら見てました…!

 

演出の都合上、仕組みが変わってたりカットされたシーンとかがあったけれども原作を読んでいれば置いていかれることはないかな?という印象。唯一残念だったのは、グレルがバッキバキに踊るシーンがなかったこと。ヒールを履いたままバッキバキに踊る植原卓也を観るのも生執事の醍醐味だと思っていたのですが、まーーでもあれはしょうがないか!みたかったけど!って感じ!氷山から船に飛び移ってくるから船の1番上の階で歌うんだけど、首が痛すぎて、首が痛い以外の感情がなかった!前列が故に…(後日中列でみたら普通に見れた)

 

あと原作では当時は大丈夫だったんだけど、劇場版ではリジーのシーンで自分で引くくらい号泣してしまったので(歳を重ねるとこういうことが増えてくる)、ちょっと身構えて行ったんだけどやっぱ駄目だった……。

リジーの周りの女の子たちはみんな流行りの高いヒールを履いているけれど、過去に男の子のシエルより大きくなっちゃった…って気づいてからかかとの低い靴を履いていたリジー。ミッドフォード家は剣術の有名な一家で特にリジーは天才と言われる腕前があるのに、過去に「リジーが強いお嫁さんじゃなくてよかった!だってこわいもん!」みたいなことをシエルに言われたことがあって、本当の自分をずっとずっと隠して生きてきたリジー。女の子はふわふわでキラキラで可愛い生き物なんだよって自分に言い聞かせてずっとずっと生きてきたリジー。

そんな子が「シエルの前では可愛い姿でいたかったなぁ…」って言って婚約者を救う為に剣を手にとるのって…。

つらくて苦しいことだったとおもうけど、その先の一歩を踏み出せたリジーは本当に強くて優しいなぁ。黒執事って大人になって改めてこれはこういうことなんだ!って理解できるのが本当に凄い。

最初に映画館でみたときと同じくらい大号泣してしまった…

 

 

そんな感じで1幕おわり!

1幕が1時間ちょっとしかないよって聞いてて、まじかよ少なすぎでは?!?!って思ってたんだけど実際みたら満足度が高すぎて、少なすぎでは?!って思わなかった!

最近わたし途中で飽きちゃって他のこと考えちゃったりしちゃうことが多いんだけど、そんな集中力のない人には1時間て丁度いい長さなのかもしれない!勿論テンポの良さが丁度いいってことが前提だけどね!

 

 

もうこの時点で大満足なわたしは、あとなにがあるんだっけー?状態。シエルとセバスチャンの過去だわ…って思い出して急に胃が痛くなる。どんな風に描かれているんだろうー!とおもって2幕を迎えます。

 

 

あのね、冒頭しんだ。

ゾンビ制御装置が子爵の手にあって不死鳥ポーズで子爵のご機嫌をとるシーンなんだけど…あの…突然のニャンニャンダンスに脳死。目の前で繰り広げられていることに完全に脳がついていってない。え??ん????なに????かわいい???なに??かわいいぞ????なに?これはなに??かわいい????これ推し該当のおたく生きてる????わたしはしんでる。ってしてる間に皇帝流不死鳥ポーズが披露されるんだけども、めちゃくちゃ笑ってしまったwwwwwwwwゾンビを使って飛んでいるような表現wwwwwwそうきたかwwwww天才かwwwww

気になる方は是非劇場または円盤で確認してみてください!

 

 

そうこうしてるうちに葬儀屋の本性が。

ハァ~~~~~~~~カッコいい~~~~~!!!ただウィッグの関係でお顔があまり見えないのが残念…って思ったんだけど結構頻繁に髪をかきあげるような仕草をしてくれてSexyサンキューすぎた…和泉さん本当にありがとう…目が緑だった…

 

卒塔婆からデスサイズに変わる瞬間も圧巻。よく見ていても動きが滑らかすぎて瞬きの瞬間にはもう変わってる。なにこれすげーー!!!!って思ったところのひとつ。

 

 

さて個人的に1番楽しみにしていたセバスチャンのシネマティックレコードのシーン。

 

セバスチャンが葬儀屋のデスサイズからの攻撃をモロにくらうんですけど、そのシーンもアンサンブルのゾンビをうまいこと使って見事に宙に浮いてるんですよーーーーー!!!めちゃ感動した!!!!!

 

そこから過去のシエルとの出会いへ。

 

暗転して、明るくなって目の前をみたらびっくりした。

みたことある。わたしこれ見たことある!!!!!って思い出したのは、地に燃えるリコリスでした。

もう2度と劇場で観れることがないと思っていたシーン。野生の悪魔とシエルが契約を交わすシーンをまさかこの組み合わせで観れるなんて!!!!!!!

あと契約したあとに悪魔の姿から燕尾服を着て暗闇の中から登場するシーンが最高にかっこよすぎて本当に無理が過ぎる。このシーンだけでチケット代払ってもいいくらい大好き!!

って大興奮してたんですけど、あっ!このシーンをやるから1幕の冒頭でやらなかったのか!って思いました。うまいなー!!!

 

わたし古川さんの野生の悪魔がとっっっっっっっても好きすぎて無理なんですけど(?)、漫画と違って目の前で執事見習いとして動いているセバスチャンの所作に品格がまるで無くて凄い好きでした。こんなセバスチャン観れるの今作だけだな!ってww

わたし原作でシエルの「はちみつは?」のシーンで爆死したんですけど、ミュージカルも見事に爆死しました。しかもMy初日見終わった数日後にフォロワーさんが「れおくんが鼻声で蜂蜜シーンがやばい」って教えてくださって、いやいやそんな…鼻声ってだけで…って思って見にいったら本当にやばくて心の中で頭を両手で抱えました。甘えたなシーンがより際立っていた…。最高だった…。

あとこの温かいミルクにハチミツをいれるシーンで、セバスチャンがハチミツの入った容器をテーブルに投げ置くシーンが1番わかりやすかったかなっておもいました!さっきの所作に品格がないセバスチャン!

 

それから、そのあとの執事見習いと貴族見習いの歌のシーンがすごくよかった…。ジャニーズでよく見るやつや!!!って感じ(人物が画面の後ろに飛び込んで画面上で人物が動いてるんだけど、ひょこっと出てくるときの映像と人の動きが合ってるやつ)(説明が下手)

そのときセバスチャンの作る料理が見た目10点、味20点みたいなこと歌ってるんだけど、後半では点数上がっててヒャ~~ってなった…ここの掛け合いが好き…あと画面上でセバスチャンに紅茶(という名の色のついたお湯)を手にかけてるシーンが原作で好きすぎたので再現してくれてありがたすぎた…

 

そのあとの爵位返還のシーンでは、本当にシエルを喰らおうとしていたセバスチャンの演技が本当に好きでしたね…真っ黒いオーラが出てた。古川さんの演技が本当に素晴らしくて気付いたら目がセバスチャンに向いているんですよね。自然と引き込まれてしまっている。それだけ古川さんが丁寧に丁寧にセバスチャンを演じているんだと思いました。帰って原作読み返して、また生執事を観に行って、っていう作業をしたんですけれども、漫画のここのコマも拾うの?!ってくらい目や表情で演技してくださってました。頭が上がらねえ~~~!!!!

 

 

 

前回のサーカス編のときには「ミュージカルなのに何一つ曲が頭に残らない」と散々言っていたけれども、今回は3曲くらい頭に残る曲があったなあ!嬉しい!カンパーニアの歌と嗚呼~の歌と2人とも見習いの歌。

 

でもやっぱり残念だったのはメロディ。

セバスチャンが高い音ばかり歌うのに棒立ちにならないと歌えない曲ばかりだったなぁっていう印象が引き続き強く残った。せっかく歌いながら演技のできる人なのに本当に本当に勿体無いと思う。曲を盛り上げたいのはわかるけれども、これだとあまりにも作曲者の独りよがりなんじゃないかなぁって。ミュージカルなんだから。

って思ってたらどうやら東京後半?らへんからセバスチャンが歌いながら少し動作を加えてきたとの情報が!!現状に満足せず、少しでも表現する方法があるかもしれないと向上心のある古川さんと、それを良しとしてくれたスタッフさんに頭が上がらない…!!誰が変更しようって言ったのかわからないけど!笑

 

あと印象的だったのは、アンサンブル(ゾンビ)の使い方。

先程も言ったようにゾンビが踊りでの足を支えて現実的には無理なポーズを見事に再現することができたり、あとは階段から落とされるシエルを階段から飛び降りて救いに行くセバスチャンのシーンも全部ゾンビが身体を支えて観せてくれてた。

シエルとセバスチャンの過去のシーンもそう。傷の手当てをするシーンも食事のシーンも静かにゾンビが小道具を運んでくれていたり、渡してくれたりしているのに!そこにいるのに!全然見えないの!!

なんでかわからないけれどもゾンビが全然目に入らなくて物語が凄くスムーズに進んでいってる。そこにいるのに!w 

いや悪い意味で言ってるんじゃなくて凄い褒めてるんだけど、なんであんなに凄いビジュアルなのに途中まで何とも思わずに過ごせていたんだろう…(一度気付いたらわかるけど、気づくまでに時間がかかった)

アンサンブルの立ち位置が絶妙だなって思いました。本当にうますぎる。

 

 

あと最後にひとつだけ!

素晴らしい繋がりで言えば、さくら学院岡崎百々子さん!!!!!!!のファンの方々!!!!!!!!

ごく普通のことなんだけど!普通のことが普通にできてた!!

すごい偏見で言ってしまうと、わたし今まで男性が隣に座って良い思いを一度も、本当に一度もしたことがなくて。

観劇中に脚を組んだり(そして定期的に組み替える)、立つんじゃないかってくらいの勢いで定期的に椅子に座りなおす、足を広げて座るので自分と足が触れてる(のに直さない)等々、落ち着きのない男性ばかり隣に座ることが多かったので、お隣が男性でちょっと覚悟していたのですが、まーーーー!これが覚悟したの申し訳ないくらいに凄く快適に観劇することができました!!すみませんでした!

まずご友人と一緒にいらっしゃってたみたいで、男性がいるの珍しいな?って思って見渡したら男性が結構いらっしゃってて、あ!ももこちゃんのファンの方たちか!ってわかったんですけど、最後まで何も気にすることなく終演を迎えられたのは今回が初めてです……。

幕間に「まさか入ってくるのここからだとはね…最初から見たかったね…」ってご友人とお話されていて、あああああ…ももこちゃんのファンだってわかってたから言えばよかった…いやでも突然話しかけられたらきもいなって思われるしな…って謎の葛藤(笑)

ということで、ももこちゃんのファンの方、本当にありがとうございました…。お陰で素敵な時間を過ごすことができました…。

調べたらももこちゃん、そろそろさくら学院卒業?されてしまうのですね…(義務教育中のユニットってきいた)それまでたくさんの思い出が作れますように!

 

 

話を戻しますが!笑

多分れおくんも今期が最後かなぁ?と思って一公演一公演、目に焼き付けるように観てきました。

古川さんも来年のスケジュール厳しそうだよね~とファンの間で話題になっていて、2018年はどうなることやら…

でも今回の豪華客船編、今まで見てきたシリーズのなかでトップ3に入るくらい素晴らしい作品だったと個人的に思います!ほんとに!年末年始たのしかった!ありがとう!

 

カンパーニアっ!